ケーキ屋さんでケーキを買うと、ほぼ全ての商品に「本日中にお召し上がり下さい」と注意書きがあると思います。しかし「本日中にお召し上がりください」と書かれたケーキは当日作ったとは限らないんです。前日に作ったケーキを「本日中にお召し上がりください」と書いて販売しているお店もあります。劣化している部分をきれいに直して売っているんです。
ケーキの再加工
1日経って劣化したケーキの再加工が実際にあります。
まず、乾いたイチゴを外し表面のクリームをすべてはがします。そして生クリームを塗り直して新しいイチゴをトッピングすれば、たった5分で再加工ケーキが完成します。
ケーキを切った時にスポンジに水分が染み込んで中の層がくたっとして斜めになっていたり、いびつに崩れていると再加工の可能性があります。ただ、この事実は法律的には問題ありません。理由は「本日作りました」と書いているわけではないからです。
食品表示法によると、ひとつずつ包装されている菓子は消費期限などの表示義務がありますが、ケーキ屋さんで売っているような容器に包装されていない菓子類に関しては、消費期限を表示する必要がありません。
デイゴケンイチ
「本日中にお召し上がりください」は当日作ったものとは限らないんです。