今でこそお寿司屋さんの職人が握ったお寿司を、お客さんがイスに座って食べていますが、元々は職人が座ってお寿司を握り、お客さんが立って食べていたんです。
元々は職人が座って握っていた
元々、包丁は座って使うもので立った状態で使うことはなく、まな板を座ったところに置いて調理するのが包丁の正しい使い方でした。
元々お寿司は屋台から始まったと言われているのですが、そこでも当然座って使っていて、お客さんの方は立っていたんです。
シャリに隠された一流の技
日本が世界に誇る和食「お寿司」ですが、お寿司屋さんにはお客さんが気付かない”細やかな心遣い”があります。
例えば、一流の寿司職人はお客さんを見てシャリの握り方を変えているんです。
箸を使って食べる人には掴みやすいようにシャリを固めに握り、手で食べる人には柔らかめにシャリを握ります。
さらに手で食べるために握られたお寿司は、真ん中の部分が少し窪んでいて掴みやすいようにもなっているんです。
出前用のお寿司はお店で出す物と違う
出前用のお寿司と店内用のお寿司、ここでも違いはシャリにあります。
出前用のお寿司は店内用のお寿司よりもシャリを多くして握っているんです。
デイゴケンイチ
時間が経つと水分がとんでシャリがしまってしまうので、出前用のお寿司はシャリを多くしているんですね。