お寿司でネギといえば「ネギトロ巻き」や「ネギトロ軍艦巻き」ですが、ネギトロの「ネギ」は葱のことではないんです。

ネギトロ

「ネギトロ」の由来は「ねぎ取る」

そもそもネギトロは捨ててしまうマグロの中落ちを使い、寿司職人のまかないとして誕生しました。

「ネギトロ」の由来は「葱」も「トロ」も全く関係なく、「ねぎ取る」という言葉が変化したものなんです。

もともと地面より下の土を掘ることを建築用語で「根切り」と呼んでおり、それが寿司業界にも広がって「ねぎ取る」から「ネギトロ」という言葉になったんです。

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ちなみに「トロタク」や「トロ鉄火」はマグロのトロなので勘違いしないでくださいね。

刑務所の「むしょ」は刑務所の略語ではない

ネギトロのネギと同様、刑務所の「むしょ」という言葉は、刑務所の略語ではありません。

江戸時代、犯罪者の収容所のことを寄場と呼んでおり、なかでも牢屋は虫かごのようだったので「虫寄場」、通称”むしょ”と呼ばれていました。逆にこの「むしょ」という言葉が語源となり、「刑務所」となったともいわれています。

割り箸の語源は「割る箸」ではない

割り箸は「割る箸」ということではなく、木や竹を割って作る箸というところから「割り箸」と呼ばれるようになりました。

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ビフテキはビーフステーキの略ではなく、フランス語のビフテックからきているといわれています。