日本人が大好きな玉子焼き。

玉子焼きに欠かせないのが専用のフライパン「玉子焼き器」ですが、この玉子焼き器には「関東型」「関西型」「名古屋型」があるんです。

「関東型」と「名古屋型」

玉子焼き器の「関東型」と「名古屋型」の違いは

  • 関東型:甘い風味
  • 名古屋型:ド派手な結婚式が関係

関東の玉子焼き器の特徴は正方形です。関東は江戸前の玉子焼きなので二つ折りにして厚焼きにします。

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関東の玉子焼き器は分厚く二つ折りしやすいように正方形になります。

これは関東の玉子焼きの起源が江戸前寿司の「分厚い玉子焼き」だったからなんです。

一方、名古屋の玉子焼き器は横長です。

ド派手な結婚式で有名な名古屋は大勢の人を家に招くため「仕出し」を利用することも多く、冷めても美味しい玉子焼きが必要不可欠です。

そこで名古屋では横長の玉子焼き器を使って、ヘラで横から玉子を幾重にも巻いて出汁を閉じ込めながら玉子焼きを仕上げていきます。

こうすることで名古屋では出汁を閉じ込めた冷めても美味しい玉子焼きが作られています。

「関西型」玉子焼き器

関西型の玉子焼き器は長方形なんですが、これは「出汁がしっかり馴染む」ようにするためです。

油をタップリ引いて巻いていくことがポイントで、ふわふわの中に巻き込むことで美味しさが生まれます。

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物の形は目的によって違うんですね。