現在日本にはおよそ800種類の缶詰がありますが、その全ての缶詰には食べ頃の旬があるんです。
代表的な缶詰の「コンビーフ缶」「みかん缶」「スイートコーン缶」にも、実はそれぞれ美味しく食べられる”旬”があります。
みかん缶の旬は
みかん等のフルーツ缶詰は果物の旬の時期に製造されているので、旬は出荷直後になります。
そのため、長い間保管しているとシロップの甘味がみかんに移ってしまい、フレッシュさが味わえません。しかも柑橘類の缶詰の内側には”錫”が塗られているので、長期保存すると金属臭がしてしまいます。
コンビーフの旬は
コンビーフは缶に入れる直前に牛肉と調味液を混ぜ合わせ、調理を終えてから缶に詰め合わせます。
缶の中でゆっくりと味が馴染むのに3か月はかかるため、製造から3か月後がい1番美味しくなります。
スイートコーンの旬は
スイートコーンは薄めの食塩水に漬かっています。
これはスイカに塩をふると甘く感じるのと同じ原理で、食塩がコーンに染み込むほど甘味の強いスイートコーンに仕上がります。
そのため、製造から1年後が甘くて1番美味しい状態なんです。
デイゴケンイチ
他にも「桃」や「サバ缶」は半年後、「ツナ缶」や「オイルサーディン」は1年後と、それぞれ食べ頃が違います。