刺身には一品だけがパックされている「一点盛り」と、数種類の刺身が入った「盛り合わせ」がありますが、スーパーで刺身を買うなら「盛り合わせ」を買うよりも「一点盛り」を買うべきです。
「盛り合わせ」は加工食品だから産地表記が必要ない
食品表示法によると、「一点盛り」と「盛り合わせ」は”生鮮食品(一点盛り)”か”加工品(盛り合わせ)”かの違いになります。
生鮮食品という扱いだと産地や養殖かどうか厳密に表示する必要があります。ところが加工品になると詳細を表示する必要がないので、多少古かろうがいろんな物が混ざっていようが関係なく、見極めがつかなくなってしまいます。
「盛り合わせ」は詳細を表示する必要がないので極端な場合、養殖なのか天然物なのかどうか、また解凍してあるのかしてないのかわからないんです。
そういったものが全部混ぜ合わさっても加工食品はOKなので、スーパーで買うなら詳細を表示しなくてはいけない「一点盛り」がオススメというわけなんです。
魚の切り身をなぜ「刺身」と呼ぶのか?
昔は魚を切ってしまうと魚の種類がわからなくなることがあったので、エラやヒレを刺してわかるようにしたというのと、「切り身」という言葉が腹切りを連想してしまうので、武士がその言葉を嫌って「刺身」というようになったといわれています。
デイゴケンイチ
刺身の由来は、エラやヒレを刺して陳列していたからなんです。