日本中でレントゲンが撮影できるのは千葉県にある”ある資源”のおかげなんです。

そのある資源とはいったい何なのでしょうか?

千葉県のかん水が不可欠

レントゲン

千葉県で採れるレントゲンに不可欠な資源は太古の海水と言われている”かん水”で、かん水はなんと千葉県とチリで世界の90%以上を占めています。

かん水とは地下の地層を流れる古い海水のことで、本来は海に近いところではどこにでもあるのですが、千葉県のかん水は特別です。

というのも海水や昆布などの海藻にごく微量に含まれているヨウ素がなんと2000倍に濃縮されているからです。

ヨウ素とレントゲンの関係

レントゲンの造影剤は千葉県で大量に採れる「ヨウ素」を使って作っています。造影剤は内臓をクリアに映し出すために不可欠な薬品です。

しかもその造影剤を作るために必要な「ヨウ素」は千葉県とチリで90%以上を占めています。

デイゴケンイチデイゴケンイチ

千葉県が世界中のレントゲン撮影を支えています。

なぜ千葉県のかん水にヨウ素が多いのか?

千葉県のかん水にヨウ素が多いのは日本列島の成り立ちに秘密があります。

日本列島ができたのが約1500万年前、千葉県ができたのが12万年前なので、千葉県は日本の成り立ちからみると最近まで海に沈んでいました。

長く海水に浸かっていた分、ヨウ素が大量に蓄積できたのです。