日本のバスの利用者は、1年間でのべ44億人ともいわれています。

バス亭で待っていても「時刻表よりも何分も遅れてきた」という経験があると思います。なかには、バスが遅れることを見越して行動している人もいるのではないでしょうか?

しかし、バスの時刻表はそもそも守れないように作ってあるんです。

時刻表

そもそも守れないように設定されている

路線バスや電車などの交通機関は、法律で「時刻表よりも早く発車してはいけない」ということが決まっています。この早発を防ぐために、意図的に時刻表が設定されています。

間に合わない時刻表など設定せず、「早くバス停に着いた場合、その場で待機をして時間を潰せばいい」と思うかもしれませんが、バスが早く到着して長くバス停に止まってしまうと、後ろに渋滞ができてしまいます。

さらに、5秒でも1秒でも早く出発するのは罰則があり、運転手は減給処分されてしまいます。

デイゴケンイチデイゴケンイチ

バスの時刻表は早発を防止する設定になっているんです。

バス工場はほぼ手作業

全国でおよそ10万台も走っているバスですが、バスを製造しているのはたったの2社だけなんです。

いくつもの鉄板を組み合わせて、配線から内装までほぼ手作業で作り上げています。この時代、バスが手作業で作られているのは熟練の職人技が必要です。

たとえば、接合箇所を丁寧に溶接して研磨していくと、継ぎ目にあった凸凹がわからないほどキレイに仕上がります。