海外旅行で飛行機に乗る時に、飲みかけのペットボトルを没収されてしまった経験はありませんか?

現在、国際線を利用する際は、テロ対策の一環として液体物の持ち込みが厳重にチェックされていて、飲みものや化粧水などの液体物を持ち込むためには、100㎖以下の容器に入れ、1ℓ以下のジッパー付き透明プラスチック製袋に入れなければいけないという決まりがあります。

明らかな液体は注意できますが、なかには液体なのか個体なのかが区別しづらものもあると思います。でも、実は水分量で持ち込みOKなものと持ち込み禁止なものに分けることができるんです。

機内持ち込み

プリンやバターはNG

一見、液体物には見えないプリンも持ち込みは禁止されています。器の底に入った液体のカラメルソースが原因で没収されてしまいます。

他にも旅先のお供として持ち込もうとした「いかの塩辛」も持ち込むことが出来ません。なぜなら液体化学品100㎖で飛行機を爆破できる爆発物の製造が可能になるからなんです。塩辛の場合、液体の含有量が多く、液体化学品が混ぜられていると危険なため持ち込みが禁止されています。ちなみに「瓶詰めイクラ」は液体量が少ないので持ち込み可能です。

あと、トーストに塗ると美味しいバターも持ち込みが禁止されています。バターは常温でも溶けてしまうので液体物扱いになります。なので常温で溶けないチーズは持ち込み可能なんです。

シュークリーム、生卵はOK

カスタードクリームタップリのシュークリームは水分が少ないので持ち込みが可能です。

他には生卵も機内持ち込みが可能になります。生卵は中身に化学品を注入すると跡が残るので「爆発物の製造は不可」と判断されるからなんです。

デイゴケンイチデイゴケンイチ

乗客の安全を守るための線引きですが、機内への持ち込みに関しては国土交通省航空局のホームページに明記されています。ちなみに手荷物検査の先にある売店で購入したものは持ち込みOKです。