東京の以外な場所にも春を感じられるスポットがあります。それは、渋谷の地下にある「渋谷川」です。

実は渋谷川は、誰もが知っている楽曲「春の小川」のモデルになっている川なんです。

そして「春の小川」は、今の日本人に多大な貢献をしている歌になっています。というのも、「春の小川」が日本の英語化計画を食い止めたからなんです。

春の小川

サ行矯正で日本の英語化を阻止

江戸時代、日本は300もの藩がそれぞれ独自の方言を持っていました。

それが明治時代になり、藩の垣根はなくなったのですが、まだ日本には標準語というものがなく、日本人同士でも会話が成立しなかったんです。

そのため、薩摩弁の大山巌と会津弁の捨松の夫婦生活は、お互いの言葉が通じず普段の会話を英語で行われていたといわれています。

いっそのこと「日本を英語で統一しよう」という声があがる中、この窮地を救ったのが”春の小川”だったんです。

「春の小川」は方言をなくし、標準語を日本全国に広めるために作られた歌になります。春の小川にはサ行が多用されているので、サ行が言えない人々を標準語に矯正することができました。

つまり、「春の小川」のおかげで日本の英語化計画を食い止めることができたんです。

桜と駒込の関係とは

日本で唯一の桜柄の郵便ポストが駒込にありますが、桜と駒込には深い関係があります。

実はソメイヨシノ発祥の地が駒込なんです。ソメイヨシノはオオシマザクラとエドヒガンを品種改良したものになります。

そしてソメイヨシノの名前の由来は、染井村(東京)と吉野(奈良)の地名をあわせて「ソメイヨシノ」になったといわれています。