特にお腹が空いているわけでもないのに、夜中に無性に何かを食べたくなる時ってありますよね。
この何か特定のものを食べたい時は、あなたの体の中である事が起こっているからなんです。何かが無性に食べたくなる時というのは、体が「足りない栄養素を欲している」というサインになります。
つまり、栄養素不足からくる病気の恐れのサインでもあるんです。
アイスを無性に食べたい時は貧血の恐れ
アイスクリームなどの冷たいものが欲しくなる時には、鉄不足によって引き起こされます。
鉄が不足すると、血液中の酸素が少なくなり貧血気味になります。それを解消しようと血液をより循環させるため体温が上昇し、体を冷やすためにアイスクリームなどが食べたくなるんです。
しかし、アイスクリームにはほとんど鉄が含まれていないので、いくら食べてもまたアイスクリームが食べたくなってしまい余計なカロリーが上乗せされてしまいます。
解決策は昼間に代わりの食材を食べることです。鉄を多く含む食材の「あさり」や「レバー」などを食べる事によって鉄不足が解消されるので、冷たいものを食べたいという欲求が徐々になくなっていきます。
チョコが食べたい時は頭痛・めまいの恐れ
チョコレートが無性に食べたい時は、マグネシウムが不足しているからです。
マグネシウムにはストレスを抑える働きがありますが、そのマグネシウムが不足してストレスを感じると、血圧や血液をコントロールする自律神経が影響を受け血流が悪化するので、頭痛やめまいに襲われる可能性があるんです。
マグネシウムを効率よく摂るには、昼に枝豆や海藻類を食べると改善されます。
ポテチが食べたい時は消化不全の恐れ
ポテトチップスが無性に食べたい時は、カルシウムと塩素が不足しているからです。
カルシウムが不足すると、ストレスホルモンの「コルチゾール」が増えます。コルチゾールは脂肪を分解する働きがあるので、体は逆に脂肪を蓄えようと脂っこいものを食べたくなるんです。
さらにもう一つの足りない栄養素の塩素は、胃酸を作る役割があるため、不足してしまうと消化不全を引き起こしてしまう可能性があります。
カルシウムや塩素を多く含む食材の「チーズ」や「しらす」、「桜エビ」などを意識して食べると改善されます。