様々な魚を味わえる江戸前寿司ですが、新型輸送機オスプレイの配備で漁獲量激減の恐れがある寿司ネタがあるんです。オスプレイの配備と漁獲量に一体どんな関係があるのでしょうか?

オスプレイ

大きな音が影響

その魚は海で捕れるものです。海の漁といえば、船をエンジン全開で走らせておこなうものですが、その魚の漁では船のエンジンを止め、静かに網を投げ入れるという音に気を使った漁になります。そんなデリケートな漁で水揚げされた魚というのが、江戸前寿司の定番コハダです。

オスプレイの配備で食べられなくなる可能性がある魚は、音に敏感なコハダなんです。築地市場で扱っているものの約4割は佐賀県産なのですが、その漁場と隣接する佐賀空港にオスプレイの配備が計画されています。

もしこの計画が実現すると、現在の民間機の離着陸の1日に約30回に、オスプレイを含む自衛隊機の離着陸が約60回が加わり、単純計算すると騒音頻度が約3倍にもなってしまいます。

音に敏感なコハダは、その騒音で海深くへ潜ってしまい、漁をしても捕れなくなるのではと懸念されています。

デイゴケンイチデイゴケンイチ

オスプレイの騒音で、音に敏感なコハダの漁獲量が激減する恐れがあるんです。