温泉旅館といえば、部屋に入るとまず目につくのが茶菓子ですが、温泉旅館のまんじゅうはお風呂の前に食べるべきです。茶菓子といえば様々なものが置いてありますが、一番多いのが饅頭です。これは女将さんの好みで置いているわけではなく、ちゃんとした理由があります。
風呂前に食べると湯あたり予防
茶菓子の饅頭は、湯あたり防止のために置いてあるので、入浴後に食べても全く意味がありません。温泉旅行に行くと、ついつい長く温泉に入ってしまい気分が悪くなることがあります。その湯あたりを予防するためにお茶菓子が置いてあるんです。
湯あたりの原因の一つは低血糖なので、低血糖の予防としてお茶菓子が非常に有効です。温泉やお風呂に入ると入浴で代謝が上昇し、血糖値が下がります。空腹状態で30分間入浴すると70%以上の人が血糖値が下がってしまいます。一方、入浴の30分前に茶菓子を食べると血糖値が上がり、湯あたり予防になるんです。
30分前のお茶は美肌効果がある
茶菓子の横に置いてある緑茶も入浴前に飲むとある効果があります。それは、緑茶を飲んでから温泉に入ったほうが美肌効果が期待できるということです。
緑茶に含まれているカテキンには、体の老化を抑える抗酸化作用があり、吸収率は温泉に入る前に飲むのと後に飲むのとでは7倍もの差がでます。
デイゴケンイチ
これは家庭のお風呂に入るときでも同じなので、試してみてはいかがでしょうか?