日本に古くからある遊びの「けん玉」ですが、実は驚きの進化を遂げて世界中で大ブームになっています。その技は日々進化を遂げてアクロバティックな技や超難度のスゴ技など、技の数はなんと3万種類以上もあります。

また、けん玉は集中力を上げるのに凄く役に立ちます。なので一流アスリートもけん玉を練習に取り入れたりしているんです。遊びではなく集中力を高めるということで注目を集めています。

けん玉

技の難易度が関係している

集中力を最もアップさせる科学的に証明されている技は、日本の有名な童謡の曲で「うさぎとかめ」なんです。

数あるけん玉の技のなかに「もしかめ」という技があります。これは「うさぎとかめ」のリズムに合わせて大皿と中皿に玉を交互にのせる基本的な技です。

けん玉は難しい技をやろうとすると、逆に脳が活発化してしまって集中できなくなります。なので基本的な技である「もしかめ」をやることで集中力がアップします。

集中力アップのポイントは、けん玉をしている時の脳の活動にあります。けん玉をしている時は「前頭前野」の活動が極端に抑えこまれます。「前頭前野」の活動が抑制される=脳が一つのことに集中している状態ということになるんです。

一流アスリートが究極の集中をしている時なども前頭前野の活動が抑えられているんです。

つまり、けん玉をして脳にこの感覚を覚えさせることで、他のことをしている時でも集中状態に切り替えが可能になります。

  • 繰り返し練習して慣れた状態になると余計なことを考えず脳が集中できる
デイゴケンイチデイゴケンイチ

基本的な技を練習して一定のリズムでやれるようになれば、集中状態をつくれるようになります。

けん玉は日本発祥ではない

今では選手権もあり、5大タイトル戦もあるほど人気のけん玉ですが、日本に入ってきたのは江戸時代くらいで、実はフランスがけん玉の発祥の地になります。

ポーランド最初の選挙王でその後王位を失脚してフランスの国王になったアンリ3世が広めました。