ベラルーシ共和国に生まれた美人は、ある理由から海外へ行くことが出来ません。
ベラルーシ共和国は「ヨーロッパ最後の独裁国家」と呼ばれる国で、美人を守るための極端な政策なのにもかかわらず、手厚い待遇で以外にも不満は少ないんです。
東ヨーロッパにあり1991年にソ連から独立、人口はおよそ950万人で、マチャンカという豚肉のサワークリーム煮などが名物です。
モデルを人身売買から守る政策
出国禁止の美人とはプロモデルのことです。出国を希望しても事前審査が非常に厳しいため許可が出ることはほとんどありません。つまり、事実上の出国禁止状態なんです。
しかもプロモデル達が所属する事務所は全て国営で、全てのモデルは国によって管理されています。
そこまでモデルを徹底管理する政策を決めたのが、アレクサンドロ・ルカシェンコ大統領です。不透明な選挙やメディアを政府管理下に置くなど、非民主的な政治手法がをとっていることから「ヨーロッパ最後の独裁者」と呼ばれています。
大統領の鶴の一声でプロモデルの出国が禁止されたのですが、その理由は深刻な『モデルの人身売買』問題があったからなんです。
もともと美人が多いと有名だったベラルーシに、かつてモデル事務所を騙った悪質業者が、ベラルーシのモデルをだまして海外へ派遣、売春を強要する人身売買が問題になっていました。
そこでルカシェンコ大統領は、プロモデルを管理し、事実上の出国禁止にすることで人身売買の被害にあわないようにしたんです。
大統領がモデルを手厚く保護
モデル達は大統領の政策によって手厚く保護されています。
- 街中の看板にベラルーシ人以外のモデルを使用するのを禁止
- モデルが海外に行かなくても多くの仕事が出来るように処置
- 国立モデル学校を設立
ベラルーシではプロモデルが1つの国家資格になっており、医師や弁護士のように専門性の高い職業になっています。
プロのモデルになれば、給料が一般の人の10倍以上になるんです。