本を読むスピードが速い人と遅い人の違いは、目で捉えられる幅と理解できる文字数にあり、それが広い人のほうが、速く読むことができます。

本を読むスピードが遅い人の場合、目が瞬間的に認識できる文字数はおよそ3文字です。一方、速い人は10文字~20文字もの文字を一度に認識できるといわれています。遅い人は文字をゆっくり追うように読むのに対し、速い人は文字を飛ばすように読んでいるんです。

親が子どもに読書を勧める時に期待するのが、語彙力の向上です。子どもに色々な言葉を覚えてほしいと願うのが親心ですが、実は読む本のジャンル次第で、その語彙力に差が出るという調査結果で出ています。

本のジャンルには小説などのフィクションと事実を書いたノンフィクションがありますが、語彙力が上がるのはノンフィクション作品なんです。

読書

専門用語が多いから語彙力が向上する

フィクションはストーリーになっていて、書き手もいろんな人に読んでもらうために分かりやすい言葉を使っています。それに対してノンフィクションは、事実を伝えなければならないので専門用語を使わざるを得ません。なので専門用語に馴染むことで語彙も増えやすいという相関性があるんです。

小説などのフィクション作品に使われる言葉はおよそ3万語ですが、ノンフィクションに使用される言葉は約5万語になります。しかもノンフィクションは、事実を間違いなく伝えなければいけないため専門用語が不可欠で、その意味を調べたり注釈を見ることで語彙力が上がっていきます。

デイゴケンイチデイゴケンイチ

ノンフィクションの方が専門用語が多いから語彙力が上がります。